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柏ACL初勝利!伊東 決勝弾で代表遠征メンバー入りアピール

[ 2018年3月7日 05:30 ]

ACL1次リーグE組   柏1―0キッチー ( 2018年3月6日    三協F柏 )

<柏・傑志>後半、伊東が先制ゴールを決める
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 ACLは6日、各地で1次リーグ第3節の8試合を行い、柏はホームでキッチー(香港)に1―0で勝ち、今大会初白星を挙げた。途中出場のIJことFW伊東純也(24)が後半21分に右足で決勝弾。日本代表の今月下旬のベルギー遠征メンバー入りをアピールした。C大阪はアウェーでブリラム(タイ)に0―2で敗戦。7日は川崎FがホームでメルボルンV(オーストラリア)、鹿島がアウェーでシドニーFC(オーストラリア)と対戦する。 E組順位表

 限られた時間で結果を出した。柏は2日の横浜戦から先発7人を変更した影響もあり、ボールを保持しながら攻めあぐねる展開。勝負を決めたのは途中出場の伊東だった。過密日程のため温存されていたが、たまりかねた下平監督から後半11分にピッチに送り出されると、その10分後だ。左サイドからの亀川の右足クロスに反応し、ファーサイドに走り込み右足で押し込んだ。

 1月30日のACLプレーオフ・ムアントン戦以来、公式戦5試合ぶりの一撃。「自分が入ったら得点しようと思っていた。亀(川)は右利きなのでクロスが来ると感じた」と胸を張った。1分け1敗で迎えた第3節。初戦で天津権健(中国)に0―3、第2節で全北(韓国)に0―6で敗れている香港王者との一戦で取りこぼせば、決勝トーナメント進出に黄信号がともる状況でチームを救った。

 昨年12月の東アジアE―1選手権で日本代表に初招集され「日本代表は意識している」と堂々と語る。この日は日本代表の手倉森コーチが視察。今月下旬のベルギー遠征メンバーを選定する中、伊東について「ここで得点するのは“持ってる”ね。ごっつぁんゴールだったけど、スピードという持ち味は出していた」と評価した。

 日本代表の2列目は左足首痛の香川、左膝痛の岡崎、出場機会のない浅野らコンディションに不安を抱える選手が続出中。伊東は「30分ぐらいしか出ていないので、そんなにアピールになっていない。勝てば気分も乗るし、自信もつく。続けていきたい」と6月14日開幕のW杯ロシア大会を視野にアピールを続ける。

 ▼キッチー朱志光監督 アウェーの試合だったが、チームは団結していた。負けたけれど、個人的にはいい試合だと思う。これからに向けて収穫はあった。

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