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宇津木V弾も…なでしこ格下に辛勝、指揮官渋面「課題多い」

[ 2018年3月4日 05:30 ]

国際親善大会アルガルベ杯・1次L第2戦   日本2-1アイスランド ( 2018年3月2日 )

アイスランド戦で決勝ゴールを挙げた、なでしこ・宇津木(左)
Photo By ゲッティ=共同

 国際親善大会アルガルベ杯(ポルトガル)の1次リーグ第2戦が2日に行われ、C組のなでしこジャパン(世界ランク9位)はアイスランド(同20位)を2―1で下して今大会初勝利を挙げた。前半から主導権を握りながらも好機を生かし切れず、DF宇津木瑠美(29=シアトル・レインFC)の決勝点で辛勝した。5日の最終戦でデンマーク(同12位)と対戦する。

 格下を退けて大会初勝利を挙げたが、指揮官の表情は渋いままだった。高倉監督は「勝ち切れてほっとしているが、攻撃の課題は多い」と振り返った。

 2―6で大敗した初戦のオランダ戦から先発を10人変更。序盤から一方的にボールを保持してチャンスをうかがうと、前半15分にFW菅沢が右後方からのパスに抜け出して先制した。だが、その後は5バックで守備を固める相手を崩しきれず、監督の「このままじゃ危ない」という不安が的中。後半29分にCKから追い付かれた。同40分に宇津木が頭で決めて勝ち越したが、主に攻撃で課題を残す内容となった。

 19年W杯フランス大会予選を兼ねた女子アジア杯(4月6日開幕、ヨルダン)まで残された時間はわずか。決勝点の宇津木は「まだまだ甘い。見つめ直さないといけない」と危機感を募らせた。

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2018年3月4日のニュース