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C大阪・健勇、喜べぬ今季初得点「勝ってないから意味がない」

[ 2018年3月3日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   C大阪3―3札幌 ( 2018年3月2日    金鳥スタ )

<C大阪・札幌>前半、攻め込む杉本(中央)
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 金鳥でも勝てない…。C大阪はホームで札幌と対戦し、3―3と引き分けた。FW杉本健勇(25)の今季初ゴールなどで2点を先制するも、守備陣が踏ん張りきれず、2試合連続の勝ち点1。昨年リーグ戦9勝1敗と高勝率を誇った金鳥スタジアムの地の利も生かせなかった。

 W杯イヤーの今季1号が生まれても、手放しでは喜べなかった。前半27分、MF高木から送られた左クロスに杉本が反応。トラップから右足にボールを持ち直し、DF3人に囲まれながらゴール左にシュートをねじ込んだ。C大阪にとって待望の先制点は、結果的に決勝点とはならなかった。

 「1点だけじゃ足りないし、その後もチャンスを作らないといけなかった。(得点しても)勝っていないから意味がない」

 MF高木のゴールで2点差をつけるも、ハーフタイムを境に流れを札幌に奪われ追いつかれる。後半27分、カウンターから杉本がFW柿谷のゴールをアシスト。だが、同34分にまたしても同点弾を献上し、3―3で引き分けた。

 「試合は90分間あるし、1試合を通して(戦い方を)考えないといけない。受け身になってしまった部分はあった」

 自身にとっての今季初ゴールを含む1得点1アシストの活躍も及ばなかった。昨季、リーグ戦で9勝1敗と圧倒的な強さを誇った金鳥スタジアムでの今季初陣を飾れず。ただ、終盤には札幌に何度も決定機を作られていただけに、負けなかったことは救いだった。

 ACLも平行して戦う過密日程の中で、MF清武やMF福満らケガ人も出始めている。これでリーグ戦は開幕から2戦連続ドローとなり「課題はある」と杉本。チーム、そして自らの修正も図り、ここから勝ち点を積み重ねていく。

 ▼日本代表手倉森コーチ(C大阪―札幌戦を視察。杉本に関して)1ゴール1アシストと結果を残した。前半は本当に凄かったし、攻撃も守備も積極的にやっていた。あれを最後までコンスタントにやれれば。

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2018年3月3日のニュース