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仙台 4年連続開幕白星!新加入・板倉プロ初Gは値千金決勝弾

[ 2018年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   仙台1―0柏 ( 2018年2月25日    ユアスタ )

ゴールを決めチームメートと喜ぶ仙台DF板倉(中央)
Photo By 共同

 体を当てられても物ともしなかった。仙台は後半8分、右CKの流れで敵陣に残っていた板倉が古林の右クロスに反応。ゴール前に走り込み、相手DF小池の上からジャンプヘッドで叩き込んだ。プロ初得点が値千金の決勝弾となり「跳んで頭に当てたら入ったという感じ」と笑顔。看板を跳び越えてゴール裏に陣取るサポーターに駆け寄ったが、「喜び方が分からなかった。後ろから皆がついて来てくれるか心配だった」と初々しさを見せた。

 20年東京五輪世代の21歳。1月のU―23アジア選手権で2戦連続ゴールを決めるなど森保ジャパンで活躍するが、昨季まで在籍した川崎Fは選手層が厚く昨季のリーグ出場は5試合だけ。迷い抜いた末に下部組織から11年間プレーした川崎Fからの移籍を決断した。この日は3バックの左でフル出場。柏対策でシステムを本来の3―5―2から3―4―3に変更する中、攻守に存在感を示した。チームは4年連続で開幕戦を白星で飾ったが、過去3年の成績は15年14位、16年12位、17年14位と低迷。板倉はメダルラッシュに沸く平昌五輪から「カーリングは凄い」と刺激を受けつつも「今は東京五輪は意識していない。仙台で結果を出すことが五輪につながると思う」と目の前の戦いに集中している。白星発進に一喜一憂せずに鍛錬を続ける。

 ◆板倉 滉(いたくら・こう)1997年(平9)1月27日、神奈川県生まれの21歳。川崎Fの下部組織から15年にトップチームに昇格。J1リーグ出場試合数は15年0、16年2、17年5。15年にU―22選抜でJ3リーグ2試合に出場した。今季から仙台に期限付き移籍。17年U―20W杯に出場。1メートル86、75キロ。血液型A。

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