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カナリア軍団入れるカナ?ユーベ支える“無敗男”DFアレックス・サンドロ

[ 2018年2月20日 10:44 ]

セリエA・第25節   ユベントス1-0トリノ ( 2018年2月18日 )

日本−ブラジルの親善試合(2017年11月)で健闘を称え合う長友(中央右)とアレックス・サンドロ(中央左)
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 6月14日に開幕するW杯ロシア大会で最多6度目の優勝を狙うブラジル代表のチチ監督(56)が、16日に地元メディアでW杯メンバー23人のうち16人を公表した。開幕の約4カ月前という早い時期に本大会メンバーの過半数を明かすのは異例。“当確”から漏れたユベントスのDFアレックス・サンドロ(27)は18日、敵地で1―0で勝利したトリノとのダービーで決勝ゴール。チームの9連勝に貢献して、自身初のW杯出場へアピールした。

 セリエA7連覇に向けてナポリと激しく首位を争うユベントスのピンチを、アレックス・サンドロが救った。本職の左サイドバックではなく3トップ左で先発。マンジュキッチらFW陣に負傷者が続出している上に、エースのイグアインが前半15分に負傷交代する危機的状況で、FW起用に応えて先制点を決めた。前半33分、中盤での突破から右サイドへパスを展開。ゴール前へ走り込み右クロスを右足で押し込んだ。

 今季3点目は決勝点となり、リーグ9連勝の立役者に。トリノ戦は昨年9月のホームでも得点しており「(今季)ダービー2試合でゴールできてうれしい」と喜びを語った。今季出場したリーグ17試合でチームは無敗。英メディアではマンチェスターU、チェルシーなどが獲得に動いていると伝えているが、17日に地元メディアのインタビューで「目標はユベントスで勝つこと。そしてセレソンに選ばれてロシアでプレーしたい」とW杯出場への意気込みを語った。

 ブラジル代表の左サイドバックとして長年活躍したロベルト・カルロス氏が「私の後継者になれる選手。攻守両方をこなせる現代的なDFでクロスの精度は私より上」と高く評価する逸材でも、タレントぞろいのセレソンではW杯メンバー入りの当落線上にある。チチ監督が16日に地元ニュースサイトUOLで明かした“当確メンバー”15人(その後、地元紙グロボでGKエデルソンを追加)に選ばれなかった。

 左サイドバックはRマドリードのマルセロが絶対的存在として君臨。Aマドリードのフィリペ・ルイスがW杯予選9試合に出場しており、同2試合のA・サンドロの序列は3番目。フィールドプレーヤーの各位置の枠は通常2のため、逆転でメンバー入りするためには残り4カ月でさらなる活躍が必要となる。

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