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広島 城福監督手応え「嬉しい誤算だったのは…」

[ 2018年2月15日 21:11 ]

 今季から広島の指揮官に就任した城福浩監督(56)が新シーズンへの手応えを口にした。15日、都内で行われたキックオフカンファレンスに出席し、取材に応じた。

 Jクラブ最遅の1月22日に始動後すぐに大寒波に見舞われてトレーニングスケジュールを見直すバタバタのスタート。タイキャンプでは苦しい戦いを強いられたが、10日の仙台戦では5−1、14日のJ2岡山戦では4得点を挙げて快勝した。城福監督の掲げる攻撃サッカーが徐々に浸透しつつある。

 指揮官がそれ以上に嬉しかったのは選手たちの反応だった。「嬉しい誤算だったのは“自分たちは何年か前に頂点を極めたんだ”というスタンスがないこと。探究心、飢餓感がある」。クラブは昨年こそJ1残留ギリギリの15位だったが、12年と13年は連覇、15年にもJリーグ制覇を成し遂げている。黄金期を担った元日本代表MF青山敏弘や同DF水本裕貴ら主力らは現在も健在。自らのプレーで確固たる地位を勝ち取った選手たちが「生まれ変わろうとする強い思いがある」のが胸を熱くしているという。

 リーグ開幕はホームで札幌戦を迎える。奇しくも敵将はクラブの礎を築いた愛称“ミシャ”ことペトロヴィッチ監督。ミシャのサッカーに打ち克ち、新生・広島の第一歩を踏み出す。

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2018年2月15日のニュース