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C大阪 最後の最後…起死回生の水沼弾でドラマチック発進!

[ 2018年2月15日 05:30 ]

ACL1次リーグ・G組   C大阪1―0済州 ( 2018年2月14日    済州W杯 )

前半、シュートを放つC大阪・水沼(白)
Photo By 共同

 ドラマチック発進だ。ACL1次Lに4年ぶりの出場となるG組のC大阪はアウェーで済州(韓国)と対戦し、1―0で勝利した。後半アディショナルタイムにMF水沼宏太(27)がゴール前のこぼれ球を押し込み決勝点をマーク。守備陣も完封し、Jリーグ勢で唯一、初戦を制した。H組の鹿島はホームで上海申花(中国)と1―1で引き分けた。

 最後の最後にドラマが待っていた。0―0のまま引き分け濃厚で迎えた後半アディショナルタイム、FW高木のシュートからこぼれ球が生まれると、相手GKとDFが譲り合う。あきらめずに走り込んでいた水沼が無人のゴールに流し込み、C大阪に勝ち点3をもたらした。

 「(最後に)高さ勝負をして“後ろに走り込めば何か起きるかも”と思っていた。こういうガチャガチャした試合の方が、ボールはこぼれてくる」

 相手は昨年のACL浦和戦で乱闘騒ぎを起こした済州。開始1分にDF松田が激しく削られ、同31分には日本代表MF清武が倒されて両チームの選手たちが詰め寄った。同39分には清武のファウルから小競り合いが生じるなど、激しいバトルが続いた。

 その状況下でハーフタイムに「落ち着いてやろう」と尹晶煥(ユンジョンファン)監督に声を掛けられた選手たち。冷静さを取り戻し、押し込まれる場面もありながらアウェーで勝ちきった。水沼の決勝点に「最後はモグラがいましたね」と笑った清武は「引き分けは狙っていなかったし、勝てたことが一番大きい」と振り返った。

 4年ぶりとなるACLで、Jリーグ勢では唯一の白星発進を飾ったC大阪。この勢いを次戦のホーム広州恒大戦につなげる。

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