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C大阪 新主将・蛍GO砲1冠!W杯イヤーへ「良いスタート」

[ 2018年2月11日 05:30 ]

富士ゼロックス・スーパー杯   C大阪3―2川崎F ( 2018年2月10日    埼玉スタジアム )

<富士ゼロックス杯 川崎F・C大阪>前半26分、ゴールを決め喜ぶC大阪・山口(左)右は杉本
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 昨季天皇杯優勝のC大阪は、リーグ王者の川崎Fに3―2で勝ち、今季最初のタイトルを獲得した。前半26分に先制点を挙げた日本代表MF山口蛍(27)は、後半33分に3点目の起点にもなるなど1冠に貢献。ハリルジャパン不動のボランチは、6月に控えるW杯ロシア大会に向けても最高のスタートを切った。

 主将の一撃が新シーズンの号砲となった。公式戦初戦。試合開始から主導権を握ると、迎えた前半26分だった。山村、杉本とつないだボールに山口が反応。後ろから走り込み、右足ダイレクトでカーブの利いたシュートを突き刺した。

 「良い形で自分のところに(パスが)来たんで。非常に良い形だった」。守備面でもハードワークを続け、後半33分には鋭い縦パスを通して3点目の起点となった。3―2で川崎Fに競り勝って今季最初のタイトルを獲得し「(ゴールは)オマケみたいなもの。自分たちのやりたいこともできていたし良かった」と充実した表情を浮かべた。

 今季は14〜15年シーズン以来となる主将に就任。当時と比較し、「心境も含めて違う」と言い切る。初めて主将を務めた14年は、フォルランら大型戦力が空回りしJ2降格。成績不振に陥り、責任を背負い込み過ぎることもあった。「ピッチでは自分が引っ張るけど、いろんな人たちが助けてくれるんで」。4年がたち、今は精神的な余裕がある。

 昨季に2冠を達成したとはいえ、主将としては初めてつかんだタイトルだ。ハリルジャパン不動のボランチは、6月に控えるW杯ロシア大会に向けても弾みをつけた。「チームとしても個人としても、良いスタートを切ることができたと思う」。気負い過ぎることなく、自然体のまま2度目のW杯を目指していく。

 ▼Jリーグ・村井満チェアマン 役者が点を決め盛り上がった。観客数も4万人を超え歴代5番目と聞いているので感謝したい。(2チームは)ACLも始まるので結果を出してほしい。

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2018年2月11日のニュース