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セレッソ蛍 今季初タイ“獲る”主将として攻守で魅せる!

[ 2018年2月10日 05:30 ]

富士ゼロックス・スーパー杯   C大阪―川崎F ( 2018年2月10日    埼スタ )

川崎Fとの“大一番”を前に調整するC大阪の山口(右)
Photo By スポニチ

 今季公式戦初戦となる富士ゼロックス・スーパー杯が10日に埼玉スタジアムであり、天皇杯王者のC大阪はリーグ王者の川崎Fと対戦する。9日に大阪市此花区で調整し、3年ぶりに主将を務める日本代表MF山口蛍(27)はダブルボランチの一角で先発濃厚。過去に主将としては一度もタイトルを獲得していない中、ハリルジャパン不動のボランチがW杯に向けても弾みをつける。

 まだ2月上旬にもかかわらず、早くも今季の1冠目を懸けた戦いがやってきた。元日の天皇杯決勝を制したことで出場権を得た、C大阪にとって初出場となる富士ゼロックス・スーパー杯。ダブルボランチの一角で出場予定の山口は、淡々と抱負を語った。

 「次につなげていく意味でも、勝って良いスタートを切ることができれば。勝って気持ち良くACLにも向かいたい」

 今季、14〜15年以来の主将に復帰した。フォルランら大型補強を敢行した14年シーズンはJ2降格を味わい、15年シーズンは昇格プレーオフの末にJ1復帰を逃した。山口自身、今回の一戦は主将として初めてタイトルを獲るチャンスだ。

 対する川崎Fにはルヴァン杯決勝で2―0と勝利しているとはいえ、試合内容は押されっぱなしだった。「スッキリした勝ち方をできなかった。決勝以上に良い試合をしたい」。ベースの守備に加え、ポゼッションを含めた攻撃面の進化にもこだわる今シーズン。豊富な運動量で攻守に関わる山口に求められる役割も大きい。

 「(川崎Fは)補強も含めて、去年よりレベルアップしていると思う。(ルヴァン杯で)悔しい思いをして、勝ちたい思いで来るだろうし、それに負けないぐらいの気持ちで戦いたい」

 2冠を達成した埼玉で、再びタイトルをつかむ戦いに挑む。この一戦から始まるW杯イヤー。ハリルジャパン不動のボランチが、ロシアに向けても最高のスタートを切る。

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2018年2月10日のニュース