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【J1キーマン・C大阪】FW安藤 フィジカル自慢注目高卒ルーキー

[ 2018年2月8日 09:33 ]

ゴール前のボールに飛び込むC大阪の高卒ルーキーFW安藤(手前)
Photo By スポニチ

 高卒ルーキーとしては規格外のフィジカルで、1年目から勝負する。複数クラブに誘われ、J1でも屈指の選手層を誇るC大阪への入団を決めたのがU―19日本代表FW安藤瑞季(18)。大学進学の道もあった中で「日本で一番、個人のレベルが高いんじゃないかと思うぐらい、レベルが高い。正直、迷ったけど“挑戦してみたい”と思いました」と決断の理由を語る。

 4日の練習試合J2大分戦でも「当たり負けすることはなかった」と振り返ったように、持ち味は体の強さ。そのパワーを培った裏側には一冊の本がある。中学2年の時、腰椎の分離症を患った。サッカーができず78キロ程度まで太っていた安藤に、3歳年上の兄・翼さんが「これをやっとけ」と体幹トレーニングの本を渡してくれた。真剣に向き合うと、フィジカルは鍛え上げられ、腰の痛みも今は全くなくなった。

 「あのパワーはDFも嫌やと思う」と語るのはFW柿谷。その柿谷や杉本らがそろう前線でも「年齢は関係ない」と言い切る18歳が、定位置奪取に挑む。(西海 康平)

 ◆安藤 瑞季(あんどう・みずき)1999年(平11)7月19日、大分県生まれの18歳。青江SSS、FC佐伯S―Play・MINAMIから長崎総合科学大付高に進みC大阪加入。16年にU―17日本代表選出。1月の全国高校選手権で3試合出場3得点。家族は両親と兄、妹。1メートル75、75キロ。利き足は右。

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