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長友、インテルに別れ「ありがとう」ガラタサライに移籍決定

[ 2018年2月1日 05:30 ]

ガラタサライ移籍で、トルコ・イスタンブール入りし、笑顔を見せる長友
Photo By ゲッティ=共同

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(31)がトルコ1部ガラタサライに期限付き移籍することが決まった。31日に交渉の細部の詰めなどを行うためイスタンブール入り。報道によると、期間は今季終了までで、レンタル料は推定100万ユーロ(約1億3500万円)。11年にインテル・ミラノに加入し、在籍8シーズン目。今季は出場機会が激減しており、6月14日開幕のW杯ロシア大会を見据えて移籍を決断した。

 クラブからの正式発表を待たずに、長友が愛着あるインテル・ミラノとの別れを示唆した。イタリア時間午前7時頃。自身のツイッターに「今日でインテル丸7年。2011年1月31日にインテルからオファーがあり、電撃移籍したのを思い出す。感謝の想(おも)いで胸がいっぱいです。ありがとう」と書き込んだ。また、イタリア語でも「今日、新しい冒険が始まる」とのメッセージを更新。事実上のガラタサライへの移籍表明だった。

 この日、メディカルチェックなどのためにイスタンブール入り。ガラタサライ公式サイトは「長友の移籍に関してインテル・ミラノと正式に交渉を開始した」と発表した。インテル・ミラノの情報を専門に扱うFCインテルニュースは「移籍は事実上合意に達した」と報道。ベティスやトルコ1部フェネルバフチェからも獲得に興味を示されたが、15年夏にもオファーを受けるなどラブコールを送られ続けたガラタサライを新天地に選んだ。

 長友は11年1月31日にチェゼーナからのレンタル移籍でインテル・ミラノに加入。11年7月に完全移籍し、在籍8シーズン目の今季はクラブの最古参だった。今季はリーグ22節終了時点で出場11試合。直近のリーグ10試合で、わずか1試合の出場に終わっていた。マンチーニ元監督の指揮した15〜16年には一時は戦力外通告を受けるどん底から定位置を奪回。過去に何度も逆境を乗り越えてきたが、今年は6月14日開幕のW杯ロシア大会を控える重要な年。集大成と位置づける自身3度目の大舞台を見据えて、カルチョの国を離れる決断を下したようだ。

 ▽ガラタサライ 1905年創設。本拠地はトルコ最大の都市イスタンブール。リーグ優勝20回、トルコ杯優勝17回はともに最多記録で、ベシクタシュ、フェネルバフチェとともにビッグ3と呼ばれる。トルコリーグはUEFAランキングでベルギーに次ぐ10位。クラブのUEFAランキングで47位。元ドイツ代表FWポドルスキ(J1神戸)が15〜17年に、日本人選手はMF稲本潤一(J1札幌)が06〜07年に所属。ホームはトルコ・テレコム・スタジアム(5万2223人収容)。

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