×

松井、横浜FC入団!決め手はカズ「一緒にサッカーできたら」

[ 2018年1月24日 05:30 ]

横浜FCに新加入し、会見した松井
Photo By スポニチ

 J2横浜FCに電撃移籍した元日本代表MF松井大輔(36)が23日、横浜市内で会見した。ポーランド2部オドラ・オポーレから移籍した理由に、ルーキー時代から背中を追い続け、尊敬するFW三浦知良(50)の存在が後押ししたことを明言。また“J1昇格請負人”として、これまでの経験の全てをピッチに注ぐ意向を示した。

 決め手は「カズ」だった。ポーランドから横浜へ。電撃移籍の理由を問われ、松井は言った。「(残りの)プロ生活もそう長くない中、カズさんと一緒にサッカーができたらと思い、決めました」。正式オファーは1月上旬。すぐにカズにも相談。「最後は自分で決めること」と言われ、ともにピッチに立つことを決断した。

 同じユニホームを着るのは京都時代の00年以来。当時は松井が高卒ルーキー、同じく当時新人だった朴智星(パクチソン)(元韓国代表)と一緒にカズの一挙手一投足を手本にした。「プロとは何か、全て教わりました」。18年の時を経て再び2人の歴史が重なる。松井は「(24日に)今年初めて会います。まずは銭湯に行こうという話になると思います」と笑わせた。

 背番号は35。3+5で松井のラッキーナンバー「8」になるからだ。横浜FCの試合は昨季から注目していた。「将来性がある。このチームで昇格することしか考えてないです」。01年京都、15年磐田と2度、J1昇格を経験した。「調子が悪い時でも勝つのが昇格するチーム。流れや勢い、雰囲気づくりを大事にしたい」。請負人の血が騒いでいた。

 10年以上プレーした欧州では主にフランス1部で通算148戦17得点、ポーランドでも1年半プレーした。会見では6月のW杯で激突するポーランドの攻略法まで問われた。松井は「守る、削る!(笑い)。レバンドフスキと両サイドは凄くいいので…」と笑った。24日から練習に合流する。世界を知るファンタジスタが横浜のピッチに降臨する。

 ◆松井 大輔(まつい・だいすけ)1981年(昭56)5月11日生まれ、京都市出身の36歳。鹿児島実から00年に京都入り。04年にル・マンへ移籍。フランス1部では4クラブに在籍し通算148戦17得点。ロシア、ポーランドなどを経て14年から昨年8月まで磐田所属。J1通算95戦7得点。11年6月に女優の加藤ローサと結婚。1メートル75、68キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月24日のニュース