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武藤 驚き“無回転”弾!2ヶ月ぶり勝利呼び込む圧巻2発

[ 2018年1月21日 01:33 ]

ブンデスリーガ   マインツ3―2シュツットガルト ( 2018年1月20日 )

シュツットガルト戦の前半、ゴールを決めチームメートと喜ぶマインツの武藤(右)
Photo By 共同

 マインツのFW武藤がホームのシュツットガルト戦で今季リーグ戦初のマルチ弾。1点を追う前半ロスタイムに右足で強烈な無回転シュートを放ち同点に追いつくと、後半10分には自ら放ったシュートのこぼれ球に倒れながらも反応し、右足で押し込む逆転弾。約2ヶ月ぶりの勝利を呼び込む活躍を見せた。また、シュツットガルトのFW浅野はベンチ入りも出番なしに終わった。

 リーグ戦3試合連続で先発した武藤は、前半4分にペナルティエリア内で味方の落としに反応し、低めに抑えたシュートを左足で放つもドイツ代表GKツィーラーに防がれ先制を逃す。

 この日のGKツィーラーは前半途中まで枠内シュート6本全てをセーブするなど“絶好調”だったが、そんな守護神のリズムを武藤が狂わす。

 0―1とリードを許した前半ロスタイム、武藤はペナルティエリア手前でDFバウムガルトルを背負いながらボールを受けると、体を反転させ右へ持ち出す。ユニフォームを引っ張られながらも思い切りよく右足を振りぬくと、ボールは鋭い弾道でGKの正面へ。しかし、不規則に変化したシュートにGKツィラーは全く反応できず。今季5点目となる値千金の同点ゴールを決めた。

 勢いに乗った武藤は後半10分、左サイドを突破したMFホルトマンのクロスに飛び込み右足で合わせる。このシュートはGKツィラーによって防がれるも、すかさずこぼれ球に反応し、体が倒れた状態から再び右足で押し込み逆転に成功した。

 武藤の活躍によってリズムを狂わされたGKツィラーは前半までのプレーが嘘のように不安定なセーブを見せはじめ、後半19分にはMFホルトマンにあっさりと追加点を許してしまった。

 試合は3―2でマインツが逃げ切り、昨年11月18日の本拠ケルン戦以来(1―0)となるリーグ戦7試合ぶりの勝利を手にした。

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2018年1月20日のニュース