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【川本治 視点】森保Jの失点 全てミス絡み 大きかった「2歳」の経験差

[ 2018年1月20日 09:50 ]

U―23アジア選手権準々決勝   U21日本代表 0―4 U23ウズベキスタン代表 ( 2018年1月19日    中国・江陰 )

ウズベキスタンに敗れ、うつむくU―21日本代表イレブン
Photo By 共同

 失点は全てミス絡みで、1点目はクリアが小さく、2点目はトラップする際を狙われた。3点目は簡単に1対1でかわされ、4点目もDFの裏を突かれた。これだけミスが出ては大敗も仕方がないが、一番、大きかったのは2歳の年齢差からくる経験の差だった。

 プレッシャーの中でもボールをつなごうという意図は見えていた。だが、この世代共通の課題で、選手個々は所属チームでもフルに試合に出ているわけではないので試合経験が少ない。相手が強くなると今までできていたことが急にできなくなることがある。1次リーグでできていたプレーが、この試合では見られなくなり、ミスが頻発した。

 20年東京五輪へ向けたチームだが、出場権は得ているものの、予選がない分、厳しい試合を積む機会が少ない。そのギャップを埋めるためにもまずは所属チームで試合に出ることが重要だ。森保ジャパンとしては、攻撃の厚みを考えて時間帯によっては4バックも併用できるように取り組むべきだと思う。(元ジェフ市原強化部長)

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2018年1月20日のニュース