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大久保→小林弾“新ホットライン”披露!J最強布陣で4冠狙う

[ 2018年1月18日 05:30 ]

練習試合(30分×3本)   川崎F12―0鵬翔高 ( 2018年1月17日    綾町錦原運動公園 )

練習試合で新布陣を披露した川崎Fの大久保(左)と小林(中央)
Photo By スポニチ

 宮崎県綾町で合宿中の昨年リーグ王者、川崎Fは17日、今年初の対外試合(30分×3本)を地元の鵬翔高と行った。1本目で昨年MVP&得点王の小林悠(30)とFC東京から復帰した大久保嘉人(35)が“18年型ホットライン”を披露。1トップに小林、トップ下に大久保が入り、息の合ったプレーを見せた。試合は小林のPKによる“今季1号弾”などで、12―0と大勝した。

 新シーズンの号砲を鳴らしたのは昨年MVP&得点王の小林だった。1本目の1トップで出場し、開始3分に得たPKを右隅にきっちり決めた。「相手は高校生ですから」と話したが、「今までにないくらい(チームの)レベルが高い。やっていて凄く楽しい」と手応えを示した。

 中でも絶妙のコンビネーションを見せたのが、FC東京から復帰した大久保とのプレー。2年前までは大久保が1トップ、小林は右MFが主戦場だったが、この日は小林が1トップで、大久保がトップ下に入る新布陣。24分には大久保が前線からの素早いチェックでボールを奪ってゴールへ突進すると、「監督から2対1をつくれと言われていた」とゴール前に詰めた小林にパスを出しゴールをアシストした。

 「(大久保とは)信頼関係もできているし、そこは何の問題もなかった」と小林が振り返れば、大久保も「忘れるわけない!」と1年の“空白”を全く感じさせないプレーを披露。連覇が期待されるシーズンへ新たな可能性を示した。加入2年目の家長、阿部らもさらなる連係向上が期待され、J屈指のタレント軍団の前線はバリエーションが豊富。3本目のトップ下でプレーした中村も「チームの枠組みは決まっていないので、このチームは伸びしろも、選手の組み合わせで無限になる」と話した。

 今季は最大で年間約60試合。「やってきたことの積み上げ段階」と話す鬼木監督の下、国内3冠+ACLの全4タイトルへ向け、J最強の攻撃力を誇る川崎Fが、さらにパワーアップしている。

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