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流経柏、後半ロスタイムに今大会初失点 V逃すも堅守色あせず

[ 2018年1月9日 05:30 ]

第96回全国高校サッカー選手権決勝   流通経大柏0―1流通経大柏 ( 2018年1月8日    埼玉 )

前半、前橋育英・飯島(右)のシュートを阻む、流通経大柏・三本木
Photo By スポニチ

 後半ロスタイムに喫した今大会初失点で、07年度以来の優勝は夢と消えた。流通経大柏の本田監督は「悔しい。でも、子供たちはよくやってくれた」と涙に暮れるイレブンをねぎらった。

 昨夏の全国高校総体でもエースキラーとして活躍したDF三本木を、今大会初めて先発で起用。相手エースのFW飯島をマンツーマンでマークさせた。相手の猛攻を最終ラインを中心に体を張ってしのぎ、延長突入もにらんだ直後、ゴール前のこぼれ球を押し込まれた。

 本田監督は15年に当時ドイツ2部だったライプチヒを視察。激しいプレスからの速攻に感銘を受け、チームにプレッシングサッカーを浸透させた。07年度はつなぐパスサッカーで日本一となったが、今回は違ったチャレンジ。MF宮本優主将は「苦しいことも多かったが、最高の仲間と決勝まで来られた。後悔はない」と言い切った。表彰式では悔しさを押し殺しながらも、前橋育英イレブンに大きな拍手を送った。グッドルーザーの姿がそこにはあった。

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2018年1月9日のニュース