前橋育英２年連続埼スタ切符！ヒップホッパー宮崎がダメ押し弾

第９６回全国高校サッカー選手権大会準々決勝   前橋育英３―０米子北 （ 2018年1月5日    駒沢 ）

＜米子北・前橋育英＞後半２８分、チーム３点目のゴールを決めて喜ぶ前橋育英・宮崎（中央）
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　分厚い戦力を誇る前橋育英（群馬）が、２年連続の埼スタ切符を手にした。主将のＭＦ田部井涼が富山第一（富山）との３回戦で右膝打撲。出場を見送ったが、その影響を感じさせなかった。前半から２点を奪い、途中出場のＦＷ宮崎が強引に持ち込んで左足でダメ押しの３点目。「自分が出る時はチームが苦しい時。ゴールはめちゃめちゃうれしい」と語った。

　宮崎はオーストラリア人の母を持つハーフ。小学１年から３年まで「リズムあるプレーができるかな」と思い、ヒップホップを習った異色の経歴を持つ。そのノリで盛り上げ役を担い、この日もアップ中に一番声を張り上げた。「埼スタでも得点を決めたい」。守備陣は無失点を継続し、スーパーサブも覚醒。悲願の初優勝を目指す名門が、一気にギアを上げてきた。