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乾 最速弾だ7万号だ!メモリアル2発で地元紙最高評価

[ 2017年12月23日 05:30 ]

リーガ・エスパニョーラ   エイバル4―1ジローナ ( 2017年12月21日 )

ジローナ戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶエイバルの乾
Photo By 共同

 エイバルの日本代表MF乾貴士(29)が21日、ホームのジローナ戦で2得点をマークした。1点目は今季リーグ最速の開始41秒で決め、2点目はリーグ通算7万ゴール目。メモリアルな2連続ゴールで、2017年最後の一戦を4―1の快勝に導いた。

 まずはスピードで刻んだ。開始41秒。左サイドのスローインを味方が後ろにそらしたところに、乾は走り込んだ。ファーストタッチでマークの動きを微妙にずらし、ペナルティーエリア中央へ切り込む。最後は右足でゴール左へ蹴り込んだ。今季リーグ最速弾。「隙というのはどのチームにもある。そこを突いていけば、勝つチャンスが出てくる」との姿勢を貫いた証だった。

 次はタイミングで、刻んだ。1928年から始まったスペインリーグの通算7万ゴール目。2―1の後半9分、前線でフリーとなり、相手GKがはじいたシュートのこぼれ球に反応した。ゴール左から左足で冷静に蹴り込んで追加点。試合後は自身のツイッターで「2017年はいい締めくくりができました。7万ゴールのおまけつき」と喜びを表現した。前半10分のチーム2点目も巧みなヒールパスで起点となっており、3得点に絡む活躍。個人での突破力、そして決定力は、W杯ロシア大会に向けても最高のアピールとなった。

 前節のバレンシア戦で今季初得点を決めており、2戦連発。1試合2得点は昨季のバルセロナ戦以来となった。メンディリバル監督が「常に乾は素晴らしい選手。彼にはゴールが足りなかったが、今は自信を得て、これまで足りなかった分のゴールを決めはじめている」と祝福すれば、マルカ紙も「乾がイプルア(スタジアム)にクリスマスのプレゼントを運んだ」との見出しで、両チームを通じて一人だけ「3」の最高評価。今年最後の一戦で、17年のスペインリーグ史に名を刻んだ。

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