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自陣にドリブル許し守備崩壊、こぼれ球奪取回数激減 国内組総崩れも

[ 2017年12月18日 08:45 ]

E―1選手権   日本1―4韓国 ( 2017年12月16日    味スタ )

E―1選手権優勝を逃し、肩を落として引き揚げる(手前から)金崎、川又、倉田、今野ら日本代表イレブン
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 【ハリルジャパン・韓国戦分析】今季Aマッチ最終戦で1―4の大敗。4失点はハリルジャパン36試合目で最多失点だった。W杯本番に向けて新戦力の発掘どころか国内組は総崩れの可能性すら出てきた。

 今大会3試合のDFラインの平均プレー位置で、センターバックの2人は3試合ともにプレー位置に大きな変化はないが、北朝鮮戦と中国戦では敵陣に位置していた両サイドバックが今回は自陣に押し込まれた。韓国の日本陣内でのドリブルは計18回もあり、成功率は58・8%と高い。今年のAマッチで相手に自陣でドリブル成功率40%以上を記録された試合は5試合あり、成績は1勝1分け3敗で9失点。ドリブルで進入を許すことが守備ブロックを崩され、FKを与えたり失点に直結している。

 DFラインとアンカーの距離を見ても、今回はアンカーも自陣に入っていて、DFラインとの間に厚みがない。本来はここでこぼれ球を奪取したいが、今回はわずかに22回(成功率44・9%)。中国戦は49回(同61・3%)あっただけに半分以下。失点を重ねるだけで修正できないようでは、世界の強豪と対する本番では到底通用しない。メンバー入り当確と思われた井手口、昌子らも厳しい年越しとなりそうだ。

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2017年12月18日のニュース