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レアル、逆転勝利でクラブW杯連覇王手!ビデオ判定に救われた

[ 2017年12月15日 05:30 ]

クラブW杯準決勝   レアル・マドリード2-1アルジャジーラ ( 2017年12月13日 )

後半、同点ゴールを決めるC・ロナウド
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 欧州王者のレアル・マドリードが大会初の2連覇に王手をかけた。アジア王者の浦和を準々決勝で破った開催国枠のアルジャジーラ(UAE)に先制を許す苦しい展開から2―1と逆転勝ち。ビデオ判定で相手の得点が取り消され、救われる形となった。16日の決勝で南米王者のグレミオ(ブラジル)と対戦する。

 銀河系軍団が誇るスターが後半にやっと本領を発揮した。1点を追う8分にエースFWのC・ロナウドが同点ゴール。MFモドリッチのスルーパスを受けて素早く反転し、右足で左隅に決めた。さらにFWベイルが交代出場直後の36分にファーストタッチで勝ち越し点を流し込んだ。

 ボール保持率70%、シュート数35対6と圧倒しながら薄氷の勝利に、ジダン監督は「あれだけ好機に決められないのは不思議だったが、辛抱強く戦った。後半の45分で逆転できると信じていた」と安ど。試合後にベイルが「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は好きではない。ない方がサッカーにとっていいと思う」と批判したビデオ判定に救われた。物議を醸した昨年に「個人的には好きではない」と語ったモドリッチは「今回は私たちを助けてくれた」と認めた。

 「脅威だった」と指揮官も認めた相手速攻から前半41分に先制を許した。後半2分にも再びカウンターを受けて2点目を奪われたかと思われたが、ビデオ判定となり、オフサイドで取り消された。同6分には前半にスーパーセーブを連発していた相手GKハセイフが負傷交代。2つの“幸運”で流れが変わり、直後の同点弾につながった。C・ロナウドは大会通算6点目でFWメッシ(バルセロナ)らを抜いて新記録を樹立した。

 大会初の連覇、バルセロナに並ぶ最多3度目の優勝を懸けて南米王者グレミオと対戦。モドリッチは「決勝の相手もいいチームなので、厳しい試合になるだろう」と警戒感を示した。

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