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ハリル監督、土居を清武代役で初招集“北海道で挙式”と勘違い

[ 2017年12月8日 05:30 ]

代表に合流しウォーミングアップをする土居(左)。右はハリルホジッチ監督
Photo By スポニチ

 E―1選手権(旧東アジア杯)に臨む日本代表は7日、合宿4日目の練習を消化した。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は前日に脳振とうと診断され離脱したMF清武弘嗣(28=C大阪)に代わり、FW土居聖真(25=鹿島)を追加招集。初選出となった土居は鹿島の納会で訪れていた札幌市内から直接、練習に駆けつけるドタバタ合流となった。日本代表は9日に北朝鮮との初戦を迎える。

 指揮官4人が一堂に会した公式会見が“ハリル劇場”と化した。清武に代わり土居を緊急招集することを明かし「(土居は)今、日本のどこかにいる。北の方にいて、見つけようかなと思います」とジョークを飛ばし、報道陣を笑わせた。さらには「結婚式を準備していたようで…。結婚式は取りやめなくていいんですけど、何日か来てくれと言わなければいけない」と“暴露”した。

 土居が招集確定の連絡を受けたのはこの日の午前中だった。鹿島の納会のため札幌市内にいたが、空路で移動。羽田空港に到着したのが午後3時半すぎで、そのまま都内の練習場に駆けつけた。鹿島のスタッフが届けたというスパイク以外の用具は全て借り物。ジャージーに似つかわしくないスニーカーを履いて取材エリアに現れた姿が、ドタバタぶりを物語っていた。

 練習を終えた土居は「鹿島の納会でした。普通にオフを過ごしていました。コンディションを上げていかないと」と苦笑い。今年6月に結婚を発表した土居は今オフに挙式する予定だが、指揮官が明らかにした大会中の挙式については「間違った情報なので何とも言えません」と否定した。

 土居は常勝軍団の主力FW。「代表に来たからには爪痕を残して帰りたい」。千載一遇のチャンスに意欲的だった。

 ◆土居 聖真(どい・しょうま)1992年(平4)5月21日生まれの25歳。山形市出身。鹿島のジュニアユース、ユースを経て、11年にトップチーム昇格。同年11月の清水戦でJ1デビューし、13年9月の磐田戦でJ1初得点。DF昌子、MF柴崎(現ヘタフェ)は同期入団。J1通算146試合27得点。リーグ主催の「イケメンJリーガー選手権」で3連覇を達成。1メートル72、63キロ。利き足は右。

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