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川崎F一筋15年 憲剛、初タイトルに涙「この光景を待っていた」

[ 2017年12月2日 17:08 ]

明治安田生命J1リーグ最終節   川崎F5―0大宮 ( 2017年12月2日    等々力 )

<川崎F・大宮>リーグ優勝を果たし、涙でピッチに倒れ込む川崎F・中村
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 川崎Fはホームで大宮に5―0で快勝し、勝ち点72で並んだ鹿島を得失点差で上回って、逆転で悲願の初優勝。川崎F一筋15年、ついに初タイトルを手にした元日本代表MF中村憲剛(37)はピッチで号泣し、「もう最高です。この光景を待っていたんです」と言葉を絞り出した。

 中大から2003年に加入。J2時代も経験し、目前でタイトルを逃し続けてきたベテランが喜びを爆発させた。「終わった瞬間にみんなが飛び出してきて…その意味がわかった。涙が止まらなかったです」と初タイトルの歓喜を口にした37歳。そして「長かった…長過ぎて長過ぎてタイトルを取れずにやめるんじゃないかと思っていた」と今だから言える本音を吐露した。

 J2優勝こそ04年に経験したが、J1では06、08、09年の2位が最高。昨季はチャンピオンシップ(CS)準決勝で鹿島に敗れた。ルヴァン杯(前身はナビスコ杯)は07、09年と決勝で涙をのみ、今季もC大阪の前に苦杯。今年の元日には天皇杯決勝で鹿島に敗れ、タイトルまであと一歩届かなかった。

 チームメート1人1人と、そしてスタッフと抱きあって喜んだ中村は「ACLで負けても、ルヴァン杯で負けても、最後までみんながあきらめずに走った結果、タイトルを取れた」と勝因を分析。「僕が入った時には3、4千人が当たり前だった」と回顧し、「本当にみんなでつかんだタイトル」と等々力を満員にしたサポーターに感謝した。

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