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W杯対戦国決定!鍵は初戦コロンビア戦 ハリル監督「W杯に楽な試合は一度もない」

[ 2017年12月2日 05:30 ]

日本の組み合わせがモニターに映し出される
Photo By スポニチ

 ハリルジャパンの初戦は因縁のコロンビア戦に決まった!来年6月14日開幕のW杯ロシア大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が1日、モスクワで開催され、日本代表はH組に入り、同19日の初戦でコロンビアと激突する。前回W杯ブラジル大会では1―4で大敗を喫しており、雪辱を期す。第2戦は同24日にセネガル、最終戦は同28日、シード国のポーランドと対戦する。

 元イタリア代表DFのカンナバロ氏が抽選した第4ポット。くじが入った8個のボールで最後まで残ったのは日本だった。空いていたH組に入り、ポーランド、コロンビア、セネガルと同組。初戦で対戦するのはコロンビアで、14年W杯1次リーグ最終戦で1―4と惨敗した相手とのリベンジマッチとなった。

 ハリルホジッチ監督は「もっと難しいグループに入る可能性があったが、このグループが良かったのかは戦ってみないと分からない。カギは初戦のコロンビア戦。前回大会のリベンジという形となる」と語った。

 3チームともワールドクラスのエースを擁する。初戦のコロンビアはFWファルカオ(モナコ)。前回大会は左膝じん帯断裂のため欠場したが、低迷期を乗り越え完全復活。昨季公式戦43戦30ゴール、欧州CL10戦7発で4強入りの原動力となった。前回大会得点王のMFハメス・ロドリゲスは今季バイエルンMに移籍し、輝きを取り戻しつつある。

 第2戦のセネガルはFWマネだ。14〜16年にサウサンプトンで日本代表DF吉田とともにプレー。昨季移籍したリバプールで27試合13得点を挙げるなど、世界最高峰プレミアリーグで3季連続2桁得点をマークしている。

 そして最後はポーランドの絶対エース、FWレバンドフスキ(バイエルンM)。ドイツ1部5連覇中の強豪で活躍し“ゴールマシン”の異名を取る。今予選で欧州新記録の16得点をマーク。10月のアルメニア戦でルバニスキが保持していた同国代表通算得点記録の48得点を上回り、その後51得点まで更新した。

 来年6月14日開幕の本大会までに残された強化試合は5試合前後になる見通し。日本協会は当初3月は国内で2試合を行う計画だったが、ハリルホジッチ監督の強い要望を受け、欧州遠征に方針転換している。指揮官は「W杯に楽な試合は一度もない。相手どうこうよりも、我々がしっかり準備してトライをするだけ。何が起こるのが分からないのがW杯。紙の上で強いチームが勝つとは限らない」と力を込めた。今後は対戦国の大陸予選の全試合の映像をチェックする予定。強化試合にスタッフを派遣するなどして入念に対策を練る方針だ。開幕まで195日。「伝説の試合をつくる」ことに全神経を注ぐ。

 ▽18年W杯ロシア大会 日程は6月14日〜7月15日。参加チームは32。1次リーグ8組が総当たり戦を行い、各組上位2チームの16チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進む。開催都市は11で首都モスクワ、ロシア第2の都市サンクトペテルブルク、14年冬季五輪開催地ソチ、中部のエカテリンブルク、西部の飛び地カリーニングラードなどで、モスクワのみ2会場。開幕戦と決勝、準決勝1試合はルジニキ(モスクワ)、準決勝のもう1試合はサンクトペテルブルク、準々決勝はカザニ、ニジニーノブゴロド、サマラ、ソチで行われる。

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