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霜田新監督“代表魂”でJ2V誓う「勝利優先の雰囲気つくる」

[ 2017年12月1日 05:30 ]

J2山口の霜田新監督(右)と河村社長
Photo By スポニチ

 日本代表のエキスを注入する。J2山口の霜田正浩新監督(50)が11月30日、山口市内で会見し「土台作り、基盤作りを手伝ってほしいという要望だった。非常にやりがいを感じた。1年目から優勝目指して戦います」と所信表明した。

 新監督はJFA技術委員を長く務め、ザッケローニ、アギーレ氏の招へいに尽力。技術委員長だった15年2月にはハリルホジッチ現日本代表監督を招へいした実績を持つ。3人の監督の「空気のつくり方を間近で見てきた」という。それを踏まえ「チームのために犠牲心を持って戦える選手を増やしたい。自分のことより、チームの勝利を優先させる雰囲気、空気づくりをしていきたい」と意気込む。

 今季は前年のレギュラーの大半が流出したうえ、5月に上野監督が退任するなどチーム状態が安定せず、20位に低迷した。「強化部が手薄なのは認めざる得ない。監督と同時に(強化面も)学びたい」と河村孝社長。巻き返しへ新監督の手腕に注目が集まる。

 ◆霜田 正浩(しもだ・まさひろ)1967年(昭42)2月10日、東京都出身の50歳。現役時代はフジタ工業(現湘南)、京都紫光クラブ(現J2京都)などでプレー。引退後は指導者、クラブ強化スタッフとして活躍。09年から日本協会入り、10年から技術委員、14年から技術委員長に就任。13年にはU―20日本代表監督も務めた。

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2017年12月1日のニュース