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札幌FWジェイ、来季残留決定的「イギリス人初のJ優勝を達成したい」

[ 2017年11月27日 11:15 ]

明治安田生命J1リーグ・第33節   札幌1―0G大阪 ( 2017年11月26日    吹田S )

<G大阪・札幌>後半27分、札幌FWジェイは先制ゴールを決めガッツポーズ
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 ジェイ弾で今季初の敵地連勝だ!札幌は26日、大阪・市立吹田サッカースタジアムでG大阪と対戦し、FWジェイ(35)の2試合連続ゴールで勝利。今季初の敵地連勝で勝ち点40として12位に浮上した。これで、今季最終戦の12月2日の鳥栖戦(札幌ドーム)に勝てば、J1で過去年間最高順位の10位の可能性も出てきた。また、この日までにジェイの来季札幌残留が決定的になった。

 最強の助っ人だ。均衡を破ったのは後半27分。途中出場のMF菅の左CKを、頭一つ抜けだしたジェイが豪快にヘディングシュートを突き刺した。

 「決める自信があるし、ゴールできると常に信じている。今日もそうだったね」。前節18日の清水戦(アイスタ)で2得点。チームのJ1残留を確定させた男が、今度は2試合連発で今季初の敵地連勝へと導いた。

 不敗神話だ。もう神懸かっている。ここ5試合で7得点。そのうち3試合でマルチ弾と恐るべき決定力を見せつけている。しかもゴールを奪った試合は4戦全勝。さらには、今夏に加入してからゴール決めた試合は6試合で5勝1分けと不敗神話を継続中だ。

 この日のゴールで9得点。FW都倉の8得点を上回り、チーム最多得点でも単独トップに躍り出た。都倉の29試合8得点に対し、13試合で9得点だからジェイの得点力は驚異的と言っていい。

 前節はチームをJ1残留へ導き、この日も強敵・G大阪を粉砕してみせた。そんな最強助っ人に対し、クラブは契約延長オファーを用意。クラブ幹部は「いろいろとクリアになった」と説明し、あとは金銭面のみの交渉となる。来季の強化費を今季の11億円から14億円へと上積みするだけに障壁は高くない。

 札幌の街、そしてコンサドーレを愛するジェイも「イギリス人初のJリーグ優勝を達成したい」と、札幌とともに夢を追う覚悟はできている。シーズンは残り1試合。勝てば01年の11位を上回るJ1での年間最高順位の可能性もある。締めくくりの勝利は、再びジェイがもたらせる。

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2017年11月27日のニュース