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【城彰二 視点】浦和 攻めの姿勢で“積極的守備”が勝利呼んだ

[ 2017年11月26日 08:44 ]

ACL決勝第2戦   浦和1―0アルヒラル ( 2017年11月25日    埼スタ )

<浦和・アルヒラル>後半、勝利の瞬間喜ぶ(左から)青木、遠藤、マウリシオ
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 浦和はよく耐えて、チャンスをものにしたことが勝因だ。0―0でも優勝だったが、相手が点を取りに攻めてきたところをラファエル・シルバがカウンターで突破。個人技と体の使い方のうまさが生んだゴールだった。

 守備一辺倒ではアルヒラルの攻撃力を抑えることは厳しかった。序盤から守備のラインを高くして前からボールを奪う“積極的な守備”を行ったことが功を奏した。長沢、青木、柏木が中盤で動き回り、守りへの意識も高かった。主導権を握れたことで、相手はリズムをつかめず、イライラして退場者を出した。第1戦では左サイドから相手にいい形を作られていたので、メンバーを代えると予想していたが、勢いを買って同じスタメンでいったこともよかった。

 10年ぶりの優勝は見事。クラブW杯で1勝するとレアル・マドリードと対戦できるだけに、選手もクラブもいい経験ができる。ただ、今季はJリーグでは不本意な結果に終わった。アジアだけでなく、国内でもタイトルを獲り続けていってほしい。(元日本代表FW)

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2017年11月26日のニュース