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C大阪・杉本、ホーム“不敗弾”来季ACL出場権&得点王導く

[ 2017年11月25日 05:30 ]

神戸での阪神ダービーで爆発を誓う杉本
Photo By スポニチ

 不敗弾でホーム最終戦を締めくくる。C大阪は24日、26日の神戸戦(ヤンマー)に向け大阪市此花区で調整。得点ランクトップタイに立つ日本代表FW杉本健勇(25)は、2トップの一角で先発する見込みとなった。今季、ホームゲームでゴールした試合は6勝1分けと負け知らず。阪神ダービーで“神話”を継続し、ACL出場権獲得、そして得点王へと前進する。

 佳境を迎えても自然体は変わらない。練習後、杉本はあまりの寒さにロッカールームで着替えてから再び報道陣の前に出てきた。得点王の話題を振られると「チャンスがあるのはいいことだと思うし、そりゃ誰もが狙ってるでしょう」と笑い、こう続けた。

 「意識しすぎずに、変わらずプレーすることが大事。先のことを考えず、次の試合のことだけ」

 今季ここまで20ゴール。残り2試合の状況で、興梠(浦和)と並び得点ランクトップに立つ。自身初の個人タイトルが目の前にあるものの、常々、口にしてきた言葉がある。「自分が決めても勝たないと意味がない。それ(勝利)につながるゴールを決めることが1番」。FWとして、チームのために得点を積み重ねてきた。

 思いは結果に表れている。今季、ゴールを決めた試合は10勝3分け1敗。ホームに限れば6勝1分けと負け知らずだ。この日の紅白戦は控え組に敗れたとはいえ、「(公式戦に)勝ってきた時は(その前に)紅白戦でずっと負けてた」と振り返る。主力や控えに関係なく、全員で切磋琢磨(せっさたくま)してきたからこそ、次戦で3位以内が確定しACL出場圏を得られる可能性があるところまで来た。

 ホーム最終戦には3万人近い観衆が詰めかける予定。不敗弾を決めれば、来季ACL出場権獲得、そして得点王にも近づく。「しっかり勝って、締められるようにしたい」。チームのために戦い、個人タイトルにも前進する。

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2017年11月25日のニュース