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千葉、昇格PO滑り込み!試合終了間際にCKから近藤Vヘッド

[ 2017年11月20日 05:30 ]

明治安田生命J2リーグ・最終節   千葉2―1横浜FC ( 2017年11月19日    フクアリ )

<千葉・横浜FC>後半ロスタイム、三浦(右)の前で勝ち越しゴールを決める近藤(中央)
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 明治安田生命J2リーグは19日、各地で最終節の全11試合が行われ、横浜FCに2―1の逆転勝利を収めた8位千葉がJ1昇格プレーオフ出場圏の6位へ滑り込んだ。後半ロスタイムにDF近藤直也(34)が決勝点を挙げ、クラブ記録を更新する7連勝となった。26日の同プレーオフ準決勝のカードは名古屋―千葉、福岡―東京Vに決定。決勝は12月3日に行われる。

 数秒の静寂の後に、歓喜の瞬間が待っていた。試合終了の笛が鳴ると、千葉の選手たちはベンチを凝視。スタッフが他会場の結果を確認して6位確定を知ると、感情を爆発させた。「終わった瞬間は(POへ)行けるか分からなくて。ホッとしました」。主将の近藤は振り返った。

 今季最多1万5994人を集めたフクアリで奇跡が起きた。6位に滑り込むには勝利が絶対条件だが、開始34秒でDF溝渕が左クロスの処理を誤るオウンゴール。前半30分にMF町田が同点弾を突き刺し、迎えた後半ロスタイムにGK佐藤優まで攻める“捨て身”の右CKを近藤が頭で押し込んだ。土壇場での逆転劇にアルゼンチン人のエスナイデル監督も「感動的な試合だった」と興奮気味だった。

 クラブ新記録の7連勝と最高の状態でPOへ進む。試合後に指揮官の来季続投も発表された。目指すは9年ぶりのJ1復帰だが、近藤は「浮かれすぎずやりたい」と引き締めた。Jリーグ創設時に在籍した「オリジナル10」の名門が最後の椅子を懸けた決戦に挑む。

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2017年11月20日のニュース