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浦和DF槙野9日間3戦も…ACL決勝第1戦“ハードに守る”

[ 2017年11月18日 05:30 ]

ACL決勝第1戦 浦和―アルヒラル ( 2017年11月19日    サウジアラビア )

パスを出す槙野
Photo By スポニチ

 浦和は18日(日本時間19日午前1時15分)、敵地でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦のアルヒラル(サウジアラビア)戦を迎える。DF槙野智章(30)は、日本代表の欧州遠征後、移動便の中で相手FWオマル・ハルビン(23)らのプレーを独自編集した映像でチェック。アジア制覇に向け“エースキラー”ぶりを見せつける。

 アジア制覇プランは雲の上から始まっていた。日本代表の欧州遠征を終えた槙野らはベルギーからドイツを経て約10時間かけて空路リヤド入り。16日の練習から合流した。約10時間の移動を一切無駄にせず「個人的には(相手FWの)プレー集を編集した映像を見てきました」と槙野。心身とも一気に代表から、ACLに切り替えた。準備は万端だ。

 主に編集されたのがシリア代表FWハルビンの映像だ。巧みな動きでDFの裏を突き、高さもスピードもある。ACLでは今季9得点の猛者。だが槙野は「相手のキー選手を抑える強さ」が身上。ACL準決勝の上海上港戦ではフッキを止め、得点を決めた日本代表のブラジル戦ではネイマールと、ベルギー戦ではR・ルカクと格闘。今回もエースと対峙(たいじ)する。

 欧州遠征2試合(10、14日)にフル出場。アルヒラル戦は大陸間の移動に加え、9日間で3戦目の強行軍となる。一方、サウジアラビア代表のアルヒラル11選手は同代表の13日ブルガリア戦から途中離脱を許され、浦和戦に向け“配慮”された。それでも「今、充実しています。言い訳にはしません」と頼もしかった。

 第1戦はマウリシオが出場停止のため、槙野は日本代表と同じセンターバックでの出場が濃厚だ。今回の浦和は直前に腰を痛めた李忠成を除き、全員がリヤド入りし一丸で戦う。「チャンピオンになることが全て。アウェーゴールが大事なので守備的な戦いはしない」。敵の特徴は既に頭に叩き込んでいる。10年ぶりアジア制覇へ、士気は高まってきた。

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