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新潟・中野社長が降格を謝罪「自責の念にかられております」1月に9年ぶり復帰

[ 2017年11月18日 22:29 ]

沈痛な面持ちで、報道陣の取材に答える中野社長(右)。左は神田強化部長
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 来季のJ2降格が決まった新潟は18日、クラブの公式サイトを更新し「アルビレックス新潟を支えていただいている皆様へ」とする長文を掲載。中野幸夫社長(62)の名前で降格を謝罪した。

 新潟はこの日、甲府を1―0で下して2年4カ月ぶりの2連勝をマークしたが、J1残留圏内となる15位・広島との勝ち点差が残り2試合で8差となったことから降格が決定。初昇格した2004年から14年間守ってきたJ1の座から陥落することが決まった。

 J2から昇格したチームのJ1連続在籍期間は浦和の17年連続に次いで史上2番目に長い記録。中野社長は「オリジナル10と言われるクラブ以外では最も長くJ1の舞台を守り続けてまいりましたが、その歴史が途絶えることとなり、常日頃からクラブを支えていただいているサポーターの皆様、スポンサーの皆様、株主の皆様、自治体の皆様、関係会社やボランティアの皆様、すべての皆様に対して責任の重さを痛感し、深くお詫びを申し上げます」と謝罪。長文の中で「申し訳ありません」「自責の念にかられております」「非常に申し訳なく思っております」と何度も言葉を重ねた。

 中野社長はかつて2005年から4年間にわたって新潟で社長を務め、09年から昨年3月まではJリーグ専務理事として主に新規参入クラブに関する業務をこなした。Jリーグ関連5社の会長を経て、今年1月から9年ぶりに社長へ復帰。古巣復帰1年目での悔しい降格となった。

 それでも中野社長は「来シーズン、私どもが闘うJ2リーグは非常に厳しい戦いです。2003年も、最終節まで激しい戦いを繰り広げた末にJ1昇格を果たしましたが、いまはそれをも上回るものと予測しています。しかし、この悔しさを選手・スタッフ・フロントスタッフが誰ひとりとして忘れることなく、一年後に必ずJ1に戻ってくるという強い決意と覚悟のもとに闘い抜きたいと考えております」と来季15年ぶりとなるJ2舞台を経て1年でJ1へ戻ることを宣言。「プロフェッショナルとして、新潟の皆様の想いとともに最後まで全力で戦ってまいりたいと思います」と残る今季2試合へ前向きにつづった。

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