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札幌FWジェイ、決める残留弾!持病公表後初の試合「状態はいいよ」

[ 2017年11月18日 09:11 ]

練習する札幌FWジェイ
Photo By スポニチ

 J1残留へ王手をかけている札幌は17日、静岡県内のグラウンドで最終調整を行い、FWジェイ(35)の先発出場が濃厚となった。18日の清水戦(アイスタ)は勝てばJ1残留が確定。4日にてんかんの発作で倒れて出場が心配された助っ人の“残留弾”で、01年以来16年ぶりのJ1残留を静岡の地で決める。

 「状態はいいよ。準備はできている」。大一番を前にも、ジェイの表情はいつも通りに晴れやかだった。この日も試合前の恒例となっている練習後の仲間との、そして1人での単独シュート練習をしっかりこなし、万全をアピールした。

 4日の練習中、薬の飲み忘れが原因でてんかんの発作を起こしピッチで倒れた。周囲は騒然としたが、8日には全体練習に合流。11日にはてんかんの持病があることを公表した。「いろいろな人から連絡がきた」とその反響は大きく、同じ症状で苦しむ人々やその周囲に勇気と感動を与えた。公表後初の試合となるが「普通にプレーして勝つだけ」と本人にとっては通常と何ら変わりはなく、チームの勝利以外は頭にはない。10月は2試合連続2発の大活躍でJリーグの月間MVPに選出された。終盤戦で救世主となっている男の一発が、残留へ導く。

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2017年11月18日のニュース