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森保ジャパン、異例の50人合宿!東京五輪「金の卵」発掘へ

[ 2017年11月11日 09:42 ]

異例の50人合宿を計画する森保監督
Photo By スポニチ

 20年東京五輪に向けて12月に発足するU―20日本代表が、50人前後の大枠メンバーを集めた合宿の定期開催を計画していることが判明した。日本協会の西野朗技術委員長(62)が明かしたもので、底辺拡大と原石発掘が目的。成長が著しい世代だけに、森保一監督(49)は選手を固定せずにチームづくりを進める方針だ。

 20年東京五輪でのメダル獲得に向けた強化プランの一端が判明した。西野技術委員長が「ラージ(グループ)の国内合宿を張りレベルアップを図りたい。17と20(今季、世代別のW杯に出場したU―17日本代表とU―20日本代表)の活動を振り返ると、選手を固定しすぎている感があった。ラージの活動を増やしたい」と説明。Jリーグが中断する国際Aマッチ週間やミッドウイークに試合のない週の月〜水曜を使い、50人前後の大枠メンバーで合宿を張る計画。選手層の拡大、新戦力発掘が狙いだ。

 森保監督が率いるU―20日本代表は12月にタイで開催される国際大会で始動予定。Jリーグ閉幕直後の活動となるため、疲労を考慮して所属クラブでフル回転するDF中山(柏)ら一部主力の招集は見送ることを検討中だ。“1・5軍”での異例の船出も、可能な限り多くの選手を手元に置く方針の表れといえる。進境著しく短期間で選手のパワーバランスが変わる世代。メンバーを固定せずにチームづくりを進めることで、チーム内競争をあおる効果もある。来年5月にトゥーロン国際大会、8月にはアジア大会に出場予定。日本協会として、海外遠征と大枠メンバー合宿で強化を図る。

 一方で、秋の国際Aマッチデー期間は活動を行わずに所属クラブでのプレーに専念させる方針だ。西野技術委員長は「ルヴァン杯に多くの選手が出場する世代。9、10、11月はあえて合宿をせずに、自クラブで強化した方がいい」と指摘した。先例にとらわれない強化策で、東京五輪までの約2年半の道を歩む。

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2017年11月11日のニュース