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広島 残留へ残り3戦、異例の声明発表「選手たちを後押ししていただきたい」

[ 2017年11月10日 14:39 ]

広島イレブンとサポーター
Photo By スポニチ

 J2降格圏の16位に低迷する広島は10日、クラブの公式サイトで「サンフレッチェ広島ファン・サポーターの皆さまへ」と題する声明を発表。成績不振を謝罪するとともに、残り3試合となった今季リーグ戦へ向け改めて”共闘”を呼びかけた。

 声明は織田秀和社長(56)の名前でなされ、まずは「皆さまから力強い後押しを受けながらも、ご期待に応える結果を出すことができておらず、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「ファン・サポーターの皆さまからは厳しいお言葉も数多くいただいておりますが、これもすべて、サンフレッチェ広島を愛していただいているからこその想いであると、真摯に受け止めております」とした。

 7月4日に前監督の森保一氏(49=現東京五輪男子代表監督)が成績不振の責任を取って辞任。就任1年目の2012年にクラブ初優勝を達成し、翌13年に連覇、15年にも優勝と3度のJ1優勝を誇る指揮官が去った後、スウェーデン出身でOBのヤン・ヨンソン氏(57)が新監督に就任したが、現在も降格圏を脱出できていない。

 神戸、FC東京、柏と対戦する残り3試合でJ1生き残りを懸けるが、「私たちは、最後の1分1秒まで残留を信じて戦い抜きます」と織田社長。「ぜひ、ファン・サポーターの皆さまもスタジアムに足をお運びいただき、ピッチの上で死力を尽くして戦う選手たちを、後押ししていただけないでしょうか。紫に染まったスタジアム、やむことなく続く拍手、声援は、苦しいときに一歩でも多く、一歩でも速く前に進もうとする選手たちにとって、何ものにも代えがたいエネルギーとなります」と応援を呼びかけた。

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2017年11月10日のニュース