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日本代表MF森岡、先発アピール弾!「代表で自分の色を出す」

[ 2017年11月6日 05:30 ]

ベルギーリーグ第14節   ワースランドベベレン2―0ムスクロン ( 2017年11月4日 )

ムスクロン戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶワースランドベベレンの森岡(左)
Photo By 共同

 親善試合ブラジル戦(10日、リール)、ベルギー戦(14日、ブリュージュ)に臨む日本代表は5日、一部の欧州組がリール入りして合宿をスタートした。ベルギーリーグ・ワースランドベベレンの日本代表MF森岡亮太(26)は約3年ぶりに日本代表に合流。4日にはホーム・ムスクロン戦で今季7点目を挙げ、2―0の勝利に貢献しており、最高の状態でサバイバルレースに挑む。

 ムスクロン戦から一夜明け、森岡は車でリール市内の日本代表ホテル入り。14年11月以来の復帰に「昨日まではチームのこと、今日からは、切り替えて代表のことを考えたい。求められていることをやる必要がある。その中で自分の色を出したい」と力を込めた。

 状態は良い。ムスクロン戦では0―0の前半25分にゴールを記録。左サイドからの低い弾道のクロスに反応し、ジャンピングヘッドでネットを揺らした。両手を広げて喜びを爆発させ「ボールが凄く良かった。でも、今回は結構、ヘッドも良かった」と自賛。今季リーグ7点目は欧州で活躍中の日本人の中で断トツだ。

 得点だけではない。トップ下の位置から長短織り交ぜたパスでリズムをつくった。後半16分には自陣から右サイドへと展開し、2点目の起点になるなど後半ロスタイムに途中交代するまで攻撃陣をリード。7得点はリーグ3位タイ、7アシスト(リーグ公式記録は8アシスト)は同単独2位につける。「得点のイメージは練習からできている。試合でもちゃんと練習通りで出せている。アシストもそう」と納得の表情を浮かべた。

 ポーランド時代は見向きもされなかったが、新天地で爆発してハリルホジッチ監督を振り向かせた。相手はブラジル、ベルギーの強豪。アピールへのハードルは高いが「チームとしても個人としても良い形を残せれば。(欧州移籍後に)あのレベルの相手とやっていないので楽しみ」と不安はない。確かな自信を胸に、日の丸のユニホームに袖を通す。

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