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川崎F初タイトルへの重圧…8度目“銀”小林「硬さがあった」

[ 2017年11月5日 05:30 ]

ルヴァン杯決勝   川崎F0―2C大阪 ( 2017年11月4日    埼玉 )

C大阪イレブンと健闘を称えあう中村(右から3人目)ら川崎Fイレブン
Photo By スポニチ

 川崎Fはまたしても“シルバーコレクター返上”はならなかった。初タイトルへの重圧なのか、開始47秒にまさかの失点。小林が「硬さ?ありましたね。ミスも多かった」と振り返ったように、エドゥアルドが目測を誤りまさかの空振り。普段は起こり得ないミスで自らの首を絞めた。

 平常心を取り戻したその後はゲームを支配。相手を自陣に押し込んだ。それでも狂った歯車は最後まで戻せず。小林は「最後のパスやクロスの質が精度がなかった」と振り返った。

 実に8度目の2位。この大会はこれで4度目の決勝でいずれも無得点。リーグ最多の64得点を誇る攻撃陣だが、今季公式戦48試合目で7試合目となる無得点が無残にも決勝となった。それでも今季は鬼木監督を中心に着実にステップアップ。自身3度目の準優勝に中村は「どれだけ(経験を)積んでいかなきゃいけないのか、というのは正直ある」と漏らしたが、最後は「これを残り3試合にどうつなげるか」と逆転優勝の可能性があるリーグ戦へ必死に前を向いた。

 ▼Jリーグ・村井満チェアマン 大会25周年にふさわしい素晴らしいゲームでした。初の決勝進出での優勝は08年の大分以来と聞いています。心より祝福申し上げます。川崎Fは今までにない、いいチームと聞いていました。(初タイトルを逃し)その無念たるや想像を絶するものがあります。

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2017年11月5日のニュース