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香川「このタイミング?」代表漏れに不満…指揮官と面談希望

[ 2017年11月3日 05:30 ]

欧州CL1次リーグH組・第4節   ドルトムント1―1アポエル・ニコシア ( 2017年11月1日 )

<ドルトムントVSアポエル・ニコシア>前半、タックルを受ける香川(右)
Photo By 共同

 ドルトムントのMF香川真司(28)が欧州遠征(10日=ブラジル戦、14日=ベルギー戦)する日本代表の招集から漏れた件について言及し、困惑と怒りをあらわにした。1日、H組アポエル・ニコシア(キプロス)戦にフル出場し、意地の1アシストを記録。試合は1―1に終わった。同じくH組では3連覇を目指すRマドリードが敵地でトットナムに1―3で敗れ、公式戦2連敗。トットナムは、4連勝のF組マンチェスターCとともに1次リーグ突破を決めた。

 明らかに怒気を含んでいた。仮想W杯と位置付けていた欧州遠征でまさかの日本代表漏れ。試合後、選考について言及した香川は、珍しく困惑と怒りをにじませた。

 「正直、このタイミング?というのは感じます。僕はテストマッチという感覚では捉えてなかった。W杯に向けたガチな戦い、僕たちが積み上げてきた戦いをやれる絶好の機会だと思っていた」

 先月24日のドイツ杯で復調のゴール。代表で先発したニュージーランド戦の低調ぶりを払しょくする内容だった。それだけに「外れるなら去年のこの時期を含めもっと早いタイミングがあったと思う。今は全くもって悪い感覚はない」と納得できない様子。「監督は恐らくベストメンバーを選んだので。それでどこまでできるか、凄く楽しみですけど」。恨み節まで口をついた。

 今後、ハリルホジッチ監督と個別面談も希望する。「何かしら理由があるわけで、聞いてみたい。2試合で日本がどれだけやれるか。やれたら受け入れるしかない。僕が(チームに)合ってるのか。?が付いているのは分かってる。ただW杯ですから。その中でどう自分をアジャストさせるか、常々考えてやってきたので」

 早ければ、欧州遠征中にも面談は実現するかもしれない。この日で欧州CL出場を30戦に伸ばし、同29戦の内田篤人を抜き日本人最多となった。絶妙スルーで決めたアシストは、香川の意地か。

 「代表はあと一回。3月。そこに照準を合わせていく」。怒りをかみ殺すように言った。

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2017年11月3日のニュース