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仙台 まさかの逆転負けに渡辺監督怒り収まらず「ちょっと理解しがたい」

[ 2017年10月14日 18:03 ]

明治安田生命J1リーグ第29節第1日   仙台2―3川崎F ( 2017年10月14日    等々力 )

川崎に逆転負けを喫し、引き揚げる大岩(中央)ら仙台イレブン
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 またしても川崎Fに屈した仙台の渡辺監督は、こみ上げる怒りを抑えきれなかった。

 前半42分に相手に退場者が出て数的優位に立ち、2点をリード。ホーム&アウェー形式で行われたYBCルヴァン杯準決勝の2試合で力の差を見せつけられた相手に今度こそ…の思いも空しく後半37分、39分、42分と終盤5分間に3点を失い、逆転負けを喫した。

 「いや〜、ちょっと(気持ちの)整理がつかないですね」と試合後のインタビューで切り出した渡辺監督。途中までは自分たちのペースに持ち込み2点のリードを奪ったが「結局それで満足しちゃダメだよっていうものを川崎さん相手に2試合で味わったので、きょうはそういうものをしっかりと覆しながら自分たちの実力というものを証明してみせようとつもりで送り出したんですけども。ちょっと理解しがたいですね」と吐き捨てた。

 4日のルヴァン杯準決勝第1戦では前半で3点をリードしながら後半にアウェーゴール2点を奪われ、8日の第2戦では1―3で敗れて2戦合計4―5で準決勝敗退。第2戦ではこの日と同じく川崎Fに退場者が出たが、ともに数的優位を生かせなかった。

 11日間で3度目の対戦で6点を取りながら8失点。この日はエウシーニョのゴールで1点を返されてから一気に流れを失った。「ちょっとゆっくりし過ぎたんじゃないですか、前回の反省で。前回は1人多い状況でも慌てて攻めてしまった。後半はちょっとゆっくりしようやっていうような雰囲気がどうしても相手のゴールに向かわないようなボールの動かし方になってしまったので、そこが大きな原因かなと思います」と悔やんだ渡辺監督。残り5試合に向けて水を向けられると「全部勝つつもりでいきます」と語気を強めた。

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2017年10月14日のニュース