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岩渕がなでしこJ復帰 トップパフォまだも指揮官「代表としての自覚強く持って」

[ 2017年10月11日 16:09 ]

7カ月ぶりにメンバー入りした岩渕
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は11日、長野県で22日に行われる国際親善試合で女子スイス代表と対戦する女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバーを発表。膝の怪我から復活を目指すFW岩渕真奈(24=INAC神戸)を今年3月のアルガルベ杯以来7カ月ぶりにメンバー入りさせるなど23選手が選出された。

 岩渕は2013年1月に日テレから当時ドイツ2部だったホッフェンハイムへ移籍し、14年5月にドイツ1部の名門バイエルン・ミュンヘンへ。だが、相次ぐ膝の怪我に悩まされ、今年3月末でバイエルンを退団。日本での手術を経て6月に日テレ時代のライバルであるINAC神戸に加入し、4年半ぶりに日本復帰を果たした。

 現在はリーグ戦に出場しているとはいえ、トップパフォーマンスではない。だが、高倉麻子監督(49)は「彼女は若い時から代表入りしているが、もう中堅に差しかかっている。代表としての自覚を強く持ってもらいたい。点を取ることはもちろんだが、オフの時間に自分の経験を伝えるとか、自覚を持った立ち居振る舞いをしてほしいと思っています」と2度のワールドカップ(W杯)とロンドン五輪に出場経験を持つ岩渕に新たなリーダー役を期待していることを明言。

 記者会見では岩渕に関する質問が続出し、高倉監督が「岩渕に関する質問が多いが、彼女だけでなく全員に同じ思いで期待をしています。彼女を含めてグラウンドで思いを表現できる選手になってほしい」と釘をさす場面もあった。

 今回選出された代表メンバーは以下の通り。

 【GK】池田咲紀子(浦和)、武仲麗依(INAC神戸)

 【DF】高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)、鮫島彩(INAC神戸)、熊谷紗希(リヨン)、宇津木瑠美(シアトル)、北川ひかる(浦和)、万屋美穂(マイナビ仙台)、清水梨紗(日テレ)、三宅史織(INAC神戸)

 【MF】阪口夢穂(日テレ)、中島依美(INAC神戸)、猶本光(浦和)、国沢志乃(長野)、中里優(日テレ)、隅田凛(日テレ)、長谷川唯(日テレ)

 【FW】櫨まどか(伊賀)、岩渕真奈(INAC神戸)、横山久美(フランクフルト)、田中美南(日テレ)、籾木結花(日テレ)、上野真実(愛媛)

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2017年10月11日のニュース