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【中田浩二氏の視点】収穫は好リズム生んだ小林&杉本ポストプレー 車屋は「遠慮」見えた

[ 2017年10月11日 09:30 ]

国際親善試合   日本3―3ハイチ ( 2017年10月10日    日産ス )

前半、パスを出す小林
Photo By スポニチ

 本大会へ向けて新戦力を試した中、小林や杉本は収穫だった。小林はボールをうまく引き出し、シンプルにはたいて日本の攻撃のリズムをつくっていた。前半の日本が良かったのはこのためだ。

 杉本も前半は相手が守備ラインを下げていたのでスペースがあり、巧みにポストプレーをしていた。ゴールは自分が起点になって倉田にパスを出し、こぼれ球を決めた。後半はボール保持率が落ちて前線で孤立したが、日本代表初ゴールも決めたし、持ち味は出していた。ただ、後半途中から入った大迫が試合の流れを変えて“差”を見せただけに、さらにクラブでレベルアップする必要がある。

 車屋は最後にアシストしたものの、遠慮してプレーしていた。もっと仕掛けて思い切りよく行かないとアピールにならない。9人もメンバーが入れ替わると合わせることが難しくなる。大迫に加えて香川も途中出場で違いを見せたが、チームを勝利には導けなかったことを考えると喜べない内容だった。(元日本代表DF)

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2017年10月11日のニュース