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オランダ移籍でプレーの幅広がった小林祐希 同じレフティー 気になる存在

[ 2017年10月8日 19:34 ]

日本代表練習ミニゲームでパスを出す小林(左は乾)
Photo By スポニチ

 6大会連続6度目のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本代表が、6日に豊田スタジアムで国際親善試合を行いました。相手のニュージーランドはFIFAランク113位と、同40位の日本にとっては格下。とはいえ、ニュージーランドはこれからW杯出場を懸けて大陸間プレーオフを戦うだけに気合の入った戦いぶりを見せてきました。まずは2―1で勝ったことは良かったと思います。

 その中で気になったのが、後半15分から出場したMF小林祐希(25=ヘーレンフェイン)です。これからW杯本大会へのメンバー入りを懸けて選手のサバイバルが始まる中で、途中から入ってボールタッチ数も多く、オランダへ行く前よりプレーの幅が広がったように見えました。東京Vや磐田に在籍していた以前は、自分が、自分がという思いが強い印象でしたが、ここではサイドチェンジとか、ここは自分でいくとか、うまくゲームメークをしていたように思います。

 中盤の選手というのは得点したり、アシストしないと評価されないもの。僕も「自分が」という意識が強いタイプでした。でも、今回の小林は自らシュートを狙いに行ったり、下がって来てシンプルにボールを落ち着かせたりしていました。W杯のメンバー発表まで、あと半年ちょっと。同じレフティーということもあり、小林には今後も注目していきたいと思います。(岩本輝雄=元日本代表MF)

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2017年10月8日のニュース