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大久保嘉人 ボール保持率をゴールにつなげるために試行錯誤

[ 2017年10月3日 12:00 ]

大久保嘉人のヨシトーーク!

9月30日の磐田戦で競り合う大久保嘉(右)。試合は得点を決めきれずスコアレスドローに
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 FC東京は新体制となって、1勝1分け1敗で中断期間に入った。安間新監督の下でボール保持率は上がった。でも、点を取るところまで行けない。レベルが低い話かもしれないけど、練習ではフィニッシュの前の前のところから話し合っているよ。

 このチームはボールを持っても重心が後ろにある。自分が相手を引きつけても、後ろにサポートが入ることが多い。前線に人数をかけて数的優位をつくることができず、相手を引きつけてもなかなか攻撃につながらないことが多かった。

 後ろに人数をかけてカウンターを仕掛け、セットプレーで点を取る。それがチームの色だと思う。それが染みついてしまっている。でも、安間監督になって、ボールをつなごうと変わった。もっと前に出て行けば、何かが生まれる。ゴールまで行ける。それをペナルティーエリア付近でやるにはどうしたらいいか。みんなで考えているよ。

 サッカー選手は一つのスタイルでしかやれないと、選手寿命は短くなると思う。引き出しが多くならないと、35歳や40歳までやれる息の長い選手にはなれない。だから“誰かが変えてくれる”ではなくて自分たちで変えていきたいね。

 リーグ11位で厳しい戦いは続くけど、少しずつ良い方向へ向いていると思う。残り6試合。チームが成長していく姿を見せていきたい。(FC東京FW)

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2017年10月3日のニュース