×

カタルーニャの住民投票の影響 バルサ戦 無観客に

[ 2017年10月2日 15:40 ]

無観客で試合が行われたFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ
Photo By スポニチ

 サッカーのスペイン1部第7節、バルセロナ対ラスパルマスの試合は1日、無観客のままカンプ・ノウ(収容9万9000人)で行われた。

 この日はバルセロナを含むカタルーニャ州の独立の是非を問う住民投票が行われたが、投票を阻止しようというスペイン政府が警察の機動隊を投票所に突入させるなど各地で大混乱。バルセロナ側はリーグに対して試合の延期を求めていたが、リーグ側は却下し、試合を行わないなら試合放棄とみなし、勝ち点3をはく奪すると通告していた。

 これを受けてバルセロナは「無観客で行えばそれは政府に対する抗議にもつながる」と判断。バルセロナ出身のDFピケは「人生最悪の経験。でも自分はカタルーニャ人であることを誇りに思う」と涙を浮かべながらプレーを続け、試合はバルセロナが3―0で勝った。

 なお州政府によれば、投票では90%が独立に対して賛成票を入れたとしているが、警察との衝突で負傷した800人以上が病院で治療を受けた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月2日のニュース