Ｇ大阪リーグＶ消滅…　長谷川監督はジャッジに“皮肉”

明治安田生命Ｊ１第２８節   Ｇ大阪１―２横浜 （ 2017年9月30日    吹田Ｓ ）

前半、Ｇ大阪の倉田、井手口（中央）は横浜ＦＭ・天野（左）と競り合う
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　普段は判定に文句を言わないＧ大阪・長谷川監督が１―２の敗戦についつい口を突いた。「ファウルがあったと思うのですが、主審の目の前だったので微妙なプレーだったのかもしれません」と皮肉を交えてコメント。それほどまでに勝敗を左右するシーンだった。

　１―１の後半４４分。ピッチ中央で横浜ＦＷウーゴ・ヴィエイラにＤＦ金正也が倒された。上田益也主審はファウルの判定を取らず、そのため自陣ゴール前は広大なスペースが空いた。その流れから決勝点を決められ、さらに金正也は日本代表ＭＦ井手口と交錯して裂傷。日本代表ＧＫ東口は「見たことがないくらいに肉がエグられていた」という深い負傷だったが、主審は「早く（金を）ピッチから出して、試合を再開して」と話したという。

　公式戦５試合連続勝ち星なしで、リーグ優勝は消滅。４日のルヴァン杯準決勝・Ｃ大阪戦も日韓代表ら主力８選手が欠場の見込みで、唯一残されたタイトルも状況は厳しい。運にも人にも見放された長谷川ガンバ。トンネルの出口が、なかなか見えてこない。