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川崎F・森谷“芸術的”無回転ミドル!大島の代役以上の働き

[ 2017年10月1日 00:17 ]

明治安田生命J1第28節   川崎F5―1C大阪 ( 2017年9月30日    等々力 )

後半13分、ゴールを決める川崎F・森谷
Photo By スポニチ

 川崎FのMF森谷賢太郎(29)が、5―1で大勝した30日のホーム・C大阪戦で、約30メートルの芸術的な無回転ミドルを決めた。3―0の後半13分、ゴールから約30メートル中央やや左でボールを受けると、中央にボールを運び右足を一閃(せん)。「どこに当てたらどう飛ぶか、練習でもつかめている」と自信を持って放ったシュートは大きな弧を描き、揺れながら大きく落下し、最後は左クロスバーに当たってネットに吸い込まれた。

 もともとキックには定評がある森谷。練習でも「いろんな球種を蹴られた方が良い」と複数の球種を試している。その成果を、試合前に首位・鹿島が敗れ、勝てば勝ち点差が8から5に縮まる大一番で見事に見せつけた。

 試合前には、左太腿肉離れを全治2カ月と診断された大島から「頑張って欲しい」と声をかけられたという。この日は、その大島に代わっての先発だった。「ケガして一番辛いのは僚太」と、チームメートの気持ちも背負ってプレー。小林も「(森谷)賢太郎はレギュラーでもおかしくない選手」と言うように代役以上の役割を果たした。右膝痛を悪化させた阿部の代役を務めた長谷川も「阿部ちゃんの悔しさもくんでプレーした」と攻守に積極的なプレーでチームの勝利に貢献。鬼木監督が「誰が出ても同じサッカーが出来る」と振り返ったように、、チームの底力を見せつけ、逆転優勝へ向け勢いづく大勝劇だった。

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2017年9月30日のニュース