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神戸 スナイダー獲り!ポドルスキ元同僚、ホットライン再び

[ 2017年9月28日 06:20 ]

15年、トルコスーパーカップを制し、トロフィーを掲げるガラタサライ時代のスナイダー(右)とポドルスキ
Photo By ゲッティ=共同

 神戸がフランス1部ニースのオランダ代表MFウェスリー・スナイダー(33)の獲得に乗り出していることが27日、分かった。今季加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)に続く大型補強の第2弾。トルコ・ガラタサライではポドルスキとともにプレーして実績を残しており、実現すれば悲願のJ1リーグ制覇へ追い風となる。

 複数の関係者によると、神戸は数年前からスナイダーの動向に注目していたという。クラブ関係者は「リスト入りしている」と明かし、水面下で本格調査を開始した。現在、ニースとは1年契約。今オフの獲得ならば違約金が発生するが、来夏ならば違約金はゼロになる。さまざまなパターンを想定し、動き始めているもようだ。

 日本のサッカーファンには強烈なインパクトが残っている。10年のW杯南アフリカ大会1次リーグで岡田ジャパンと対戦。オランダのエースとして君臨して、決勝のミドルシュートを叩き込んだ。09〜13年はインテル・ミラノで日本代表DF長友ともプレー。同国代表として国際Aマッチ歴代最多132キャップを誇り、在籍したアヤックス、Rマドリードなど4クラブでリーグタイトルを獲得している。悲願のJ1リーグ制覇を目指す神戸にとってうってつけの“優勝請負人”だ。

 ポドルスキとの相性も抜群だ。ガラタサライでは15〜16年シーズンから2年間、一緒にプレー。互いの特徴を知り尽くしており、15〜16年はカップ戦優勝に貢献した。現在トップ下でプレーするポドルスキの本職はストライカーで、周囲に「8番(攻撃的MF)と6番(ボランチ)のポジションの選手が必要だ」とパサーの必要性を訴えている。

 神戸の三木谷浩史会長は「海外のスーパースターを大勢連れてくれば、Jリーグは世界に通用するコンテンツになる」とこれまで語ってきた。実現すれば世界的スターが同じJクラブに複数在籍することになり、ポドルスキとの相乗効果でチーム力が増すことは間違いない。

 ◆ウェスリー・スナイダー 1984年6月9日、オランダ・ユトレヒト出身の33歳。アヤックスの下部組織を経て、02年12月22日エクセルシオール戦でデビュー。Rマドリード、インテル・ミラノ、ガラタサライでプレーし、17〜18年シーズンからフランス1部ニースへ移籍。オランダ代表では背番号10を背負い、同国の国際Aマッチ歴代最多132キャップ(31得点)。1メートル70、72キロ。利き足は右。

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