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斎藤学W杯絶望… 右膝前十字じん帯損傷で全治8カ月

[ 2017年9月27日 05:30 ]

横浜のFW斎藤
Photo By スポニチ

 ハマのエースに告げられた宣告は、あまりにも残酷なものだった。横浜は26日、元日本代表MF斎藤学(27)が右膝前十字じん帯損傷で全治8カ月の見込みであることを発表した。

 斎藤は23日の甲府戦の後半、接触プレーで転倒した際に膝を負傷。しばらくプレーを続けたが、後半27分に自ら申し出て交代した。会場から引き揚げる際には松葉づえを使用し、24日に横浜市内の病院で検査を受けていた。今後手術を受ける予定という。全治8カ月なら、復帰は5月下旬。来季の開幕からの出場はもちろん、14年ブラジル大会に続く2大会連続のW杯出場も絶望的となった。

 ロシア大会への思いは誰よりも強かった。ブラジル大会はメンバー入りしたものの、出場機会はなし。昨年11月以来、日本代表からは遠ざかっているが、「代表に入りたい。ブラジルではピッチに立てなかったから、今回(ロシア大会)は予選から出たいと思っていた」とリベンジを期していた。例年、W杯メンバー発表は5月中旬。だが、それまでにプレーをアピールすることは厳しくなった。

 斎藤はクラブの発表を受けて自身のツイッターを更新。「多くの人の期待を裏切る事と共に、自分自身の目標だったことが遠のいていく辛(つら)さ」と沈痛な思いを吐露した。それでも、「ロシアのW杯もマリノスの優勝も、海外でのプレーも諦めずに追いたいと思います。俺は元気に前をみて進んでます」と諦めるそぶりを見せず、早期復帰への決意を示した。

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2017年9月27日のニュース