×

筑波大の進撃止まった… 4度目ジャイキリならず「質の差出た」 

[ 2017年9月21日 05:30 ]

天皇杯4回戦   筑波大0―2大宮 ( 2017年9月20日    カシマ )

前半、シュートを放つもオフサイドとなる筑波大・中野(右)
Photo By スポニチ

 筑波大は0―2での敗戦にもスタンドからは大きな拍手が起きた。内容的には互角。ただ、決定機を決められなかった。小井土監督は「やるべきことはやれたが、ゴール前での質の差が出た」と悔しそうに振り返った。

 J3のYS横浜、J1仙台、J2福岡と大学勢として初めてプロに3連勝。4度目の番狂わせを狙ったものの、運にも見放された。後半27分には磐田入りが決まっている中野のシュートがバーに当たってライン付近に落ちたが、ノーゴールの判定。中野は「入ったようにも見えたが仕方がない。自分がきれいに決めていればいいこと」と言い訳せず、「裏への飛び出しとか通用したことも多かった」とプロで戦う上での自信もつかんだ。

 中野ら4年生は2014年に関東大学リーグ1部から史上初の2部降格という屈辱を味わった。そこから1年で1部に復帰し、昨年は全日本大学選手権で優勝。天皇杯ではプロと好勝負を演じた。小井土監督は「本気で準備して負けた経験は収穫」と、未来につながる大きな手応えを得た。

続きを表示

2017年9月21日のニュース