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ハリルJ 0―1敗戦、W杯予選ラスト飾れず サウジ出場決定

[ 2017年9月6日 04:23 ]

W杯アジア最終予選B組   日本0―1サウジアラビア ( 2017年9月5日    サウジアラビア・ジッダ )

<サウジアラビア・日本>後半18分、サウジアラビアはF・ムワラド(中央)が先制点を決める
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 サッカー日本代表は5日(日本時間6日)、W杯アジア最終予選でサウジアラビアと対戦、0―1で敗れ、勝ち点20で全日程を終えた。サウジは勝ち点19、同勝ち点のオーストラリアを得失点差で上回りB組2位で3大会ぶり5回目のW杯出場が決定した。

 既にB組1位でW杯出場の決定している日本は、8月31日のオーストラリア戦に出場しなかったFW本田、MF柴崎、途中出場のFW岡崎、原口が先発。このほかMF井手口、山口、DF長友、昌子、吉田、酒井宏、GK川島がスターティングメンバーに名を連ねた。

 気温32度、80%近い湿度の条件で始まった試合は前半、開始直後に日本がサウジ陣内に入り、2分に最初のCKを得ると柴崎がクロスを入れたがGKがキャッチ、8分にも柴崎のCKは好機につながらなかった。

 サウジは10分に初のCKを得たがクロスに頭で合わせるも大きく枠を外れ、11分にMFシェハリがドリブルで切り込んでシュートを放つが枠を外れた。日本は左から長友、中央から岡崎がミドルシュートを狙うが枠をとらえなかった。

 20分以降はサウジが中盤でボールを回すが、日本DF陣が的確に対処し好機を作らせず、32分には柴崎のCKを昌子が頭で合わせるがゴールならず。42分にはサウジにボールを奪われ、左から上がったDFハルビにシュートを浴びるも枠を外れ、3分あったアディショナルタイムでも決定的な好機は与えず0―0で折り返した。

 勝利でW杯出場が決まるサウジは後半に勝負を懸ける。日本は本田に代えて浅野を投入した。開始直後にFWサハラウィに代わって入ったF・ムワラドが左からクロスを送るが長友が跳ね返しピンチを防いだ。

 7分、左サイドを上がった長友のクロスに原口が合わせるも枠をとらえず、8分には柴崎のCKに岡崎のヘッドで狙うも外れた。9分にはサウジのF・ムワラドが抜け出すがGK川島のファインセーブしゴールを割らせなかった。

 18分、サウジは左サイドに空いた一瞬の隙を突いてF・ムワラドが先制ゴールを決めた。21分、岡崎に代わりFW杉本が入った。日本は厳しいコンディションに25分以降は防戦を強いられた。

 34分には柴崎に代わって久保が入った。36分にはF・ムワラド、シャハラニの連続攻撃からのシュートはゴールを大きく外れた。この後、42分の右FKからつないだ酒井宏の折り返しに久保が合わせられずゴールならず。4分のアディショナルタイムでは、効果的な攻撃ができず追いつくことはできなかった。

 この結果、アジア最終予選B組は1位日本、2位サウジアラビア、3位オーストラリアとなり、サウジアラビアの3大会ぶり5回目のW杯出場が決定した。オーストラリアはシリアとのアジアプレーオフに回る。以下は4位UAE、5位イラク、6位タイとなった。

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