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原口、同僚攻略弾だ!ヘルタの豪州代表レッキーを万全“偵察”

[ 2017年8月29日 05:30 ]

手を挙げてアピールする原口(右)
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 ヘルタの日本代表FW原口の“最終予選”はとっくに始まっていた。運命のオーストラリア戦も左MFでの先発が濃厚。同サイドで対峙(たいじ)するのはヘルタの同僚、MFレッキーが予想される。「彼の良さ、癖…実はじっくり見てました。(W杯予選を)考えて見てた部分もある」と笑う。日々のチーム練習からひそかに“偵察の目”で追っていた。

 好敵手だ。レッキーは今季、インゴルシュタットから加入。原口と同じ攻撃的なMFで、ヘルタでは原口の移籍を想定した上で獲得を決めた経緯がある。開幕戦では早速、2得点とアピール。一方の原口は2戦とも途中出場に甘んじており「試合に飢えている」と話す。直接対決となるW杯予選は絶対に負けられない一戦なのだ。

 オーストラリアには借りがある。昨年10月のアウェー戦では1得点。W杯最終予選では三浦(横浜FC)以来史上2人目となる3戦連続の先制弾を決めたが、一方で後半7分に痛恨のPKを献上。結果はドローに終わり、試合後はベンチで号泣した。当時と比べ、相手は戦術も変わった。原口は「前よりチーム力は上がっている」と警戒を強める。

 帰国したこの日、宿舎では時差ぼけのため寝付けなかったが、一緒に帰国した香川とチリ、ドイツと対戦するオーストラリアの映像をチェック。勝てばW杯出場が決まる大一番に向け、1分1秒も無駄にしなかった。好敵手のレッキーとは互いに“グッドラック”と告げ、ドイツを出発したという。もちろん自分が幸運をつかみ取る。

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