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神戸 ポドルスキ、加入後初のシュート0 J規定知らず帰宅…

[ 2017年8月21日 05:30 ]

明治安田生命J1 第23節   神戸0―0横浜 ( 2017年8月20日    ノエスタ )

前半、頭で競り合う神戸・ポドルスキと横浜・中沢(右)
Photo By スポニチ

 残り1試合があり、神戸はホームで横浜と対戦し、吉田孝行監督(40)の初陣は0―0の引き分けに終わった。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)は、加入後初めてシュート0本に終わり4試合連続不発。試合後には取材エリアを通らないというハプニングも起きた。一方で、吉田新監督は完封を飾った守備面を評価。連敗は「3」で止め、勝ち点1を得た。

 0―0で終わった試合後、取材エリアは騒然となった。ポドルスキがいない…。報道陣はおろか、神戸の通訳や広報も気づかないまま、来日して初めて試合観戦した家族とともにタクシーで帰宅していたことが判明。Jリーグのルールで通ることが定められている取材エリアに姿を見せなかった。クラブ関係者によると、その規定を知らなかったようで、約1時間後に広報を通じて「悪気はなかった」と報道陣に釈明。吉田新監督の初陣となった一戦についてもコメントした。

 「今日は攻撃陣にとっては素晴らしいとは言えない。僕たちが上位に近づくためには、やらないといけないことはたくさんある」

 前節FC東京戦で今季3度目の3連敗を喫し、ネルシーニョ監督が解任。フロントも刷新されるなど大ナタが振るわれた中で迎えた出直しの一戦だった。ただ、ポドルスキは来日後初めてシュート0本に終わり4試合連続不発。審判やチームメートにイライラを募らせる場面が目立ち、後半36分に途中交代を命じられた。

 大物助っ人の“変わり身”が見られなかった一方で、吉田新監督は連敗を「3」で止めたチームを評価した。監督就任から4日後の初陣となりながら、修正した守備が踏ん張り5試合ぶりの完封。今後は攻撃面の改善にも着手していく予定で「もっと見ている人がワクワクするサッカーも考えている」と明かした。

 そのためには、今夏に加入した背番号10が機能することは必須。やはり、浮沈はポドルスキが握っている。

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2017年8月21日のニュース